Codeigniter4のインストールと開発環境の準備について

CodeIgniter

人気のあるPHPフレームワークのひとつであるCodeigniterが、2020年の早い段階でバージョン4の正式版リリースのニュースが入ってきました。

この記事を執筆している時点では、重大なバク対応は完了しておりリリースに向けて試験をしているが細かなバグも含め発生していないので、一足早くバージョン4のインストールと開発の準備方法について説明します。

要件

インストールする及び設定する情報は以下の通りです。

プロジェクト名example
URLhttp://example.com
ドキュメントルート/var/www/html/example/public
データベース名example-db
データベースユーザ名username
データベースパスワードpassword
インストールする場所Linux Apache

インストール

バージョン3まではCodeigniterホームページよりダウンロードしたファイルを開発環境へ展開する方法でしたがバージョン4からは、Composerによるインストールが推奨されています。

Composer
A Dependency Manager for PHP

インストールコマンドの発行

インストール先のサーバへターミナルで接続して以下のコマンドにてCodeigniter4をインストールします。

# cd /var/www/html
# composer create-project codeigniter4/appstarter example -s rc

インストールが完了すると、以下のファイル群が入ったexampleディレクトリが生成されます。

# cd example
# ls -la
drwxrwxr-x   7 user user  4096 Nov 03 15:36 .
drwxr-xr-x. 12 user root  4096 Nov 03 14:41 ..
drwxrwxr-x  12 user user  4096 Oct 12 22:58 app
-rw-rw-r--   1 user user   662 Oct 12 22:58 composer.json
-rw-rw-r--   1 user user 60819 Nov 03 14:42 composer.lock
-rw-rw-r--   1 user user  5288 Oct 12 22:58 contributing.md
-rw-rw-r--   1 user user  3228 Oct 12 22:58 env
-rw-rw-r--   1 user user  1854 Oct 12 22:58 .gitignore
-rw-rw-r--   1 user user  1084 Oct 12 22:58 LICENSE
-rw-rw-r--   1 user user  1154 Oct 12 22:58 license.txt
-rw-rw-r--   1 user user   615 Oct 12 22:58 phpunit.xml.dist
drwxrwxr-x   2 user user  4096 Oct 12 22:58 public
-rw-rw-r--   1 user user  2901 Oct 12 22:58 README.md
-rwxr-xr-x   1 user user  1868 Oct 12 22:58 spark
drwxrwxr-x   3 user user  4096 Oct 12 22:58 tests
drwxrwxr-x  19 user user  4096 Nov 03 14:42 vendor
drwxrwxrwx   7 user user  4096 Oct 12 22:58 writable

パーミッションの変更

writableディレクトリは、その名の通りファイル書き込み用のディレクトリとなり、ログやキャッシュのファイルの保存先になります。

インストールコマンド発行直後の状態ではファイルの書き込み権限がありませんので、以下のコマンドで権限を変更します。

# chmod -vfR writable

サーバー側の設定

ブラウザからアクセスできるようサーバの設定をルート権限でおこないます。

# vi /etc/httpd/conf.d/php.conf ; 以下の内容をphp.confの最後に追加する <VirtualHost *:80>
    ServerName example.com
    DocumentRoot /var/www/html/example/public
</VirtualHost>

編集したらApacheの設定を再読み込みします。

# service httpd reload

画面から確認

ブラウザからアクセスして確認します。

http://example.comの表示結果

上記の画面が表示されていればインストールが正常に完了した事となります。

デバック・ツールバーの設定

Codeigniter4から高機能なデバッグツールバーが搭載されております。

ツールバーには、リクエスト・レスポンスの情報はDBクエリは勿論の事、使用しているViewの情報やリクエスト後のルーターやコントローラー、ライブラリ等の細かな処理時間をタイムライン形式で確認や処理の履歴確認など多くの便利な機能が搭載されております。

デバッグ・ツールバーを有効にする手順

デバッグ・ツールバーはそのままでは使用できません。実行する環境が開発環境である事を明示する必要があります。

これを明示するには、プロジェクトディレクトリにあるenvファイルを以下のように.envに複製及編集する必要があります。

# cd /var/www/html/example
# mv env .env

.envファイルを作成したら、このファイルを以下のように編集します。

.envを編集

# CI_ENVIRONMENT = production ←変更前
CI_ENVIRONMENT = development  ←変更後

ブラウザで確認

ブラウザからアクセスしてみます。

画面右下にCodeigniterのロゴのボタンが表示されていれば、成功です。

更にこのロゴのボタンをクリックしてみます。

デバック・ツールバーが表示されました。

これでデバッグ・ツールバーの設定は完了です。

設定ファイルの編集

開発するプロジェクトのベースURLとデーターベースの接続情報を設定します。

ベースURLの設定

ConfigのApp.phpを以下のように編集します。

example/app/Config/App.php
// 変更前
public $baseURL = 'http://localhost:8080';
// 変更後
public $baseURL = 'http://example.com';

データベース接続情報の設定

ConfigのDatabase.phpを以下のように編集します。

example/app/Config/Database.php
・・・省略
public $default = [
	'DSN'      => '',
	'hostname' => 'localhost',
	'username' => 'username',
	'password' => 'password',
	'database' => 'example-db',
	'DBDriver' => 'MySQLi',

・・・省略

完了

これでCodeigniter4のインストールと開発環境の準備が完了です。

注意事項

この記事はCodeigniter4の正式版リリース前の記事になる為、リリース前の仕様変更等により説明している内容と異なる場合がありますので、ご注意ください。

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