日本国では人気の無いフレームワークYii2
充実したライブラリと機能性の高さの割に大規模なウェブアプリケーションだけでなく小規模なウェブアプリケーションでも開発しやすいようディレクトリの構成変更が簡単にできる便利なフレームワークです。
この記事ではYii2のインストールと開発開始までの初期設定方法を説明します。
Yii2のインストール
次のcomposerコマンドでYii2をインストールします
# cd <インストールするディレクトリ>
# composer create-project --prefer-dist yiisoft/yii2-app-basic <プロジェクト名>
コード生成ツールGiiの許可設定
Yii2にはGUI上で次のファイルを自動生成する機能があります。
- Model Generator
このジェネレータは、指定されたデータベーステーブルのActiveRecordクラスを生成します。 - CRUD Generator
このジェネレータは、指定されたデータモデルのCRUD(作成、読み取り、更新、削除)操作を実装するコントローラとビューを生成します。 - Controller Generator
このジェネレータは、1つまたは複数のコントローラアクションと対応するビューを持つ新しいコントローラクラスをすばやく生成するのに役立ちます。 - Form Generator
このジェネレータは、指定されたモデルクラスの入力を収集するフォームを表示するビュースクリプトファイルを生成します。 - Module Generator
このジェネレータは、Yiiモジュールに必要なスケルトンコードを生成するのに役立ちます。 - Extension Generator
このジェネレータは、Yii拡張に必要なファイルを生成するのに役立ちます。
Giiの使用は開発環境でのみ利用できるようIP制限を掛けて特定のアクセス元IPのみ許可する必要があります。
/config/web.php
$config['bootstrap'][] = 'gii';
$config['modules']['gii'] = [
'class' => 'yii\gii\Module',
// uncomment the following to add your IP if you are not connecting from localhost.
'allowedIPs' => ['127.0.0.1', '::1'], // ⇦コメントアウトを外しアクセス元IPを設定
];
デバックツールバーの許可設定
デバックツールバーもGiiと同様にアクセス元IPの許可設定をします。
/config/web.php
$config['bootstrap'][] = 'debug';
$config['modules']['debug'] = [
'class' => 'yii\debug\Module',
// uncomment the following to add your IP if you are not connecting from localhost.
'allowedIPs' => ['127.0.0.1', '::1'], // ⇦コメントアウトを外しアクセス元IPを設定
];
データベース接続設定
データベースの接続設定をします。
config/db.php
return [
'class' => 'yii\db\Connection',
'dsn' => 'mysql:host=localhost;dbname=<データベース名>',
'username' => '<ユーザ名>',
'password' => '<パスワード>',
'charset' => 'utf8',
以上で完了です。
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